2000.6.3
「残酷な夜」 ジム・トンプスン 扶桑社
不条理感120%という感じの暴力小説。登場人物がみんな変だし、そもそも子供みたいな体型の(ミゼットということか?)殺し屋が主人公で、脇役には片足が膝までしかない娘と、人物の姿自体が普通ではない。結末のぐちゃぐちゃさは、「ゲッタウェイ」を凌ぐ。変なものを読んだ、という印象だけは強烈。